【東京】医師と同じ方向を向く“伴走者”に。処方箋は医師からの「バトン」|いちょう薬局

いちょう薬局・氏家大我先生の笑顔の写真。手に薬を持った白衣姿。記事タイトル文字『白衣のポケット ~先生からの月一便り~ 処方箋は「バトン」。医師と共に走る、安心の伴走者。』
目次

【連載】白衣のポケット ~薬剤師の小さな宝物~

かかりつけ薬局百名店に加盟する、全国の先生方がバトンをつないで綴るリレーエッセイ。

普段、カウンター越しには見えない先生の「心の中」や、診察室で生まれた「小さなドラマ」。 白衣のポケットにしまってある、処方箋には書けない大切な物語をお届けします。

第二回は、東京都を中心に展開する「いちょう薬局株式会社」の氏家大我先生です。

私が白衣に袖を通す理由 ― そして、あなたに伝えたいこと ―

はじめまして。いちょう薬局株式会社で管理薬剤師兼新卒採用担当を務めております、氏家大我(うじいえ たいが)です。

私が薬剤師を志した原点は、母の背中にあります。 幼い頃、母が薬剤師の先生と話した後、ほっとしたような顔でこう言いました。

「先生がいてくれるから、安心して薬が飲めるよ」

そう言われた母の姿が、私の原点です。「薬を渡すだけでなく、安心を届ける仕事なんだ」。子供心にそう感じたことを今でも覚えています。

そして今、私は強く思っています。 薬剤師の価値は、薬を渡すことだけではない、と。

診察室の外にある“本音”

薬局のカウンターでは、診察室では言えなかった言葉がこぼれます。

「実は、薬が少し怖くて…」
「先生には言えなかったけど、ちゃんと飲めていなくて…」

患者さんは、医師の前では緊張してしまったり、遠慮してしまったりするものです。 私たちの仕事は、その小さな声にならない声に気づくことから始まります。

処方箋は医師からの“バトン”

ある日、小児科の処方箋を受け取りました。 5歳の男の子。長引く咳に、お母さまは不安そうな表情を浮かべていました。

私はすぐに薬の説明をする前に、まず考えました。 「医師は何を考えて、この処方を出したのか」

診察室での判断。過去の治療経過。そして、これ以上の悪化を防ぐための一手。 処方箋に書かれた情報から、医師の意図を読み解き、それを患者さんに分かりやすく“翻訳する”こと。それが私の役割だと感じました。

後日、その医師からこう言われました。 「ちゃんと伝えてくれてありがとう」

そのとき、確信したのです。 薬剤師は、ただの受け渡し役ではない。医師と同じ方向を向く“伴走者”なのだと。

機械に任せるからこそ、人と向き合える

いちょう薬局では、調剤ロボットや最新のICTを積極的に導入しています。

それは単なる効率化のためだけではありません。 「人と向き合う時間」を確保するためです。

  • 処方の意図を深く考える時間
  • 医師と対話する時間
  • 患者さんの不安にじっくりと耳を傾ける時間

機械ができることは機械に任せ、人間である薬剤師は、「患者さんのために何ができるか」を問い続けることに全力を注ぐ。それが私たちのスタイルです。

私たちが、この街で大切にしたいこと

私たちいちょう薬局の薬剤師には、共通した想いがあります。 それは、特別なスキルや知識をひけらかすことではありません。

一番大切なのは、目の前の「あなた」を大切にしたいという気持ち。

そして、医師と同じ方向を向き、この街の地域医療を支えたいという姿勢と、そのために学び続ける覚悟です。

最後に

白衣に袖を通す理由は、人それぞれかもしれません。

けれど、私たちいちょう薬局の薬剤師は、全員が同じ想いを持っています。 それは、単なる“お薬の渡し手(作業)”ではなく、あなたの健康な暮らしの“伴走者”でありたい、という想いです。

もし、お薬のこと、健康のことで不安を感じたときは、いつでも私たちを頼ってください。 医師と同じ方向を向き、あなたと一緒に歩んでいく準備は、もうできています。


【この記事を書いた人】 氏家 大我(うじいえ たいが)

いちょう薬局株式会社 管理薬剤師 / 新卒採用担当

「母の背中」を原点に薬剤師の道へ。現場で患者様と向き合いながら、採用担当として次世代の地域医療を担う人材育成にも情熱を注ぐ。

いちょう薬局はこちらのページをご参考にされて下さい。



運営からの一言

「処方箋は医師からのバトン」。 この言葉に、氏家先生の医療人としての矜持が詰まっていると感じました。

医師の意図を読み解き、患者さんの不安を受け止め、その間をつなぐ“翻訳者”であり“伴走者”。 いちょう薬局がICT化を進める理由が「対話の時間を生むため」という点にも、ブレない信念を感じます。

患者様はもちろん、これから薬剤師を目指す方にとっても、氏家先生のような先輩がいる環境は大きな希望になるのではないでしょうか。 熱い想いを持った薬剤師さんがいるいちょう薬局を、ぜひ訪ねてみてください。


目次